ユリシーズ 映画 あらすじ 12

『ユリシーズ』(Ulysses)は、アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスの小説。当初アメリカの雑誌『リトル・レビュー』1918年3月号から1920年12月号にかけて一部が連載され、その後1922年 2月2日にパリのシェイクスピア・アンド・カンパニー書店から完全な形で出版された。 (アイム ... 目次映画『主人公は僕だった』ネタバレあらすじキャスト評価 コメディ映画【概要・キャスト】映画『主人公は僕だった』あらすじ・ネタバレ映画『主人公は僕だった』感想・評価 映画『主人公は僕だった』ネタバレあ ... 芸能界に15年いた経験を活かして俳優・声優になりたい人に役立つ情報を発信しています。美容や生活に役立つ情報、静画レビューも発信しています。, © 2020 THE ENTERTAINMENT DIARIES Powered by AFFINGER5, 映画『オーシャンズ12』ネタバレあらすじキャスト評価 シリーズ第2弾【概要・キャスト】, 芸能界に15年いた経験をいかした情報を発信しています。美容関連や生活に役立つ情報も発信中。. 芸能界にいた経験を活かして俳優・声優になりたい人をサポート。美容や生活に役立つ情報も発信しています。, 映画『オーシャンズ12』は言うまでもありませんが『オーシャンズ11』の続編となっています。前作で大金を奪われたベネディクトがオーシャンズのメンバーの前に現れて盗んだ金をり利子をつけて返せと言ってきたことをきっかけにオーシャンズの活動が再び再開します。, あらたなミッションに取り組むオーシャンズとその周囲の人間たちの攻防が幕を開けます。, 映画『オーシャンズ12』は2005年に日本公開されたアメリカ・オーストラリア合作映画です。, 監督はスティーブンソダーバーグ監督。『トラフィック』『コンテイジョン』『エリンブロコビッチ』などを監督しています。前作『オーシャンズ11』に引き続いての監督です。, ダニーオーシャン(ジョージクルーニー)はテス(ジュリアロバーツ)と共に幸せに結婚生活を送っていて、結婚記念日を迎えてディナーをどこで食べるかを電話で話していました。, テスが自宅で電話で話していると家の前に1台の車が停まります。降りてきたのは屈強な双子の部下を引き連れたあのベネディクトでした。, ベネディクトはテスにオーシャンの居場所を訊き、電話の向こうでピンチの時の合言葉を聞いたオーシャンは慌てて自宅へと向かいます。, 音楽を制作していたバシャーター(ドンチードル)、足つぼマッサージを受けていたフランクキャットン(バーニーマック)、豪邸に住んでいるイエン(シャオボーチン)、稼いだ金でホテル経営をしているラスティライアン(ブラッドピット)、さらにバージルモロイ(ケイシーアフレック)、タークモロイ(スコットカーン)などあの時のカジノ泥棒のメンバー全員の前にベネディクトが現れます。, ライナスコールドウェル(マットデイモン)の前にも現れますが、ライナスは「父親に言ったか?」とそのことを心配していて、ベネディクトに訊ねます。ベネディクトは「お前次第だ」と言ってライナスを一旦解放しました。, ベネディクトは盗んだ金である1億6000万ドルに利子をつけて返すようにオーシャンズに迫りました。期限は2週間でした。, ベネディクトに居場所が知られてしまった以上、盗んだお金を返す選択しかありませんでした。オーシャンはオーシャンズのメンバーを集め、それぞれがこれまでに使った金額、利子の分を合わせるといくら稼がなければならないかを計算しました。, 自分たちのことを「オーシャンズ」と名付けられていることを初めて知ったメンバーたちは「俺たちは別にダニーの手下じゃない」と憤慨していました。, ベネディクトに利子をつけて金を返すために、オーシャンズのメンバーはアメリカを離れヨーロッパへと向かいました。行先はラスティの発案でアムステルダムでした。, 目的地に到着したオーシャンズは仕事の依頼を受けるためにマツイ(ロビーコルトレーン)という男を尋ねます。, こういった交渉はこれまでであればオーシャンとラスティのみで行っていたのですが、ライナスがラスティに「自分も成長したからリーダーの仕事がしたい」と言って同行していました。, ライナスはユーモアに欠けている部分があり、マツイとの交渉が終わるとオーシャンとラスティはライナスをたしなめます。ライナスは彼らが使い隠語が理解できていなかったのです。, マツイからもらった仕事にとりかかるオーシャンズ。今回の仕事だけでは到底ベネディクトに返す金額には届きませんが、これで信頼されれば大きな仕事を任せてもらえるとまずは目の前の盗みに取り掛かりました。, しかし用意周到に盗みに入るとそこにはオーシャンズが盗みに来るであろうトラップが仕掛けられていて、もちろん盗むべき物も存在していませんでした。, ヨーロッパには伝説の大泥棒と言われているギャスパールマーク(アルバートフィニー)という人物がいました。そのルマークの部下のような人間にナイトフォックスの異名をとるフランソワトゥルワー(ヴァンサンカッセル)という男がいました。, フランソワはとても裕福な家柄の人間で本来盗みなどする必要のない人間なのですが、ただスリルを味わう趣味のような感覚で盗みを行っていて、プライドも高く自分が1番じゃないと気が済まない性格でした。, フランソワは大きな盗みを行って名をあげているオーシャンズが目障りでした。ベネディクトにオーシャンズの情報を流したのもフランソワの仕業でした。, フランソワはオーシャンに美術品である「ファベルジェの卵」を盗み出しみろと挑発します。そしてもしもファベルジェの卵を盗み出すことができたなら、ベネディクトに返済を迫られている金を支払ってやると話しました。, オーシャンズには他にも障害が出てきてしまいます。捜査官のイザベルラヒリ(キャサリンゼタジョーンズ)です。, オーシャンズはファベルジェの卵をすり替えてCGのような映像でごまかす作戦を立ててていましが、イザベルの活躍によってオーシャンたち数人が逮捕されてしまいます。, ライナスが立てた作戦はテスを呼び寄せてジュリアロバーツのふりをさせる作戦でした。ジュリアロバーツならば警備も甘くなりファベルジェの卵をすり替えることができるのではと考えたのでした。, テスはそんなことできないと拒みますが、半ば強引にジュリアロバーツのふりをさせられます。しかしジュリアロバーツと友人のブルースウィリス(本人)とばったり会ってしまい、テスは冷や汗をかきながらもなんとかジュリアロバーツの真似をしてやり過ごしますが、そこにイザベルも加わり残りのオーシャンズのメンバーもテスと共に結局逮捕されてしまいました。, 全員逮捕されてしまったオーシャンズでしたがライナスの母親コールドウェル夫人(チェリージョーンズ)が現れ、FBI捜査官に扮したコールドウェル夫人は見事にイザベルと組織を騙してオーシャンズを自由の身にしました。, 美術館にあるファベルジェの卵は実はオーシャンズが盗みに入る前にフランソワが盗み出していました。, フランソワの自宅にオーシャンとテスがやってきています。フランソワは完全に勝ち誇った様子で、自分が1番だと認めるようにオーシャンに言います。, 警備のレーザーをアクロバティックな動きでかいくぐりファベルジェの卵を盗み出したことを話しました。, 勝ち誇っているフランソワにオーシャンが金を用意するように言います。フランソワはなんのことだかわかりません。, 実はオーシャンズはファベルジェの卵が美術館に搬送される時に、つまり展示される前に盗み出してすり替えていたのでした。フランソワはオーシャンズがすり替えたファベルジェの卵を盗み出していたのでした。つまり偽物です。, このファベルジェの卵の搬送情報などを教えてくれたのフランソワの師匠にあたるルマークでした。オーシャンとラスティもルマークとは元々面識がありました。, ルマークはフランソワの前でオーシャンズのことを1番の泥棒だと言ってしまったので、闘争心に火がついてしまったのだろうとオーシャンとラスティに謝罪し、ファベルジェの卵の情報を教えてくれたのでした。, イザベルはラスティに連れられてルマークのところに来ていました。イザベルは父親は亡くなったと聞かされていましたが、目の前のルマークはイザベルの父親でした。, オーシャンズは盛大にパーティーを開いています。みんな笑顔で楽しい時間を過ごし、そこにはイザベルの姿もありました。, 映画『オーシャンズ12』ですが、まずは率直な感想からですが、とっても面白かったです!, やはり『オーシャンズ11』を鑑賞しているのでメンバーそのままに続編を観るとかなり愛着がわいてしまいますね。, ただ『オーシャンズ12』に関しては、さんざまなレビューでも書かれていますが「盗み出す方法や手段」にはあまり重きを置いてないんですよね。, 人間関係やだまし合いに重点が置かれている感じです。ただそれはそれで十分楽しませて頂きました。, 盗みのトリックなどろ期待して鑑賞した人は少々期待外れの部分があったかもしれません。, オーシャンズがファベルジェの卵を実際に盗んでいるシーンはあっという間でお茶の子さいさいな感じですからね(笑)ただそれまでしっかりり騙すための伏線を張っているわけなので、そういった部分はきっと誰でも楽しめるでしょう。, ジュリアロバーツがジュリアロバー真似をしたり、ブルースウィリスがブルースウィリス役で出演していたりと、言い方が悪いとやりたい放題な感じなのですが、僕は全然好きです。いいですよね、こういうの。, ジュリアロバーツやブルースウィリスが世界的スターだからこそできる設定ですしね(笑)真似したくてもなかなかできない設定なのです。, アメリカの映画館は大いにお客さん盛り上がったことでしょう。勝手な想像ですが(笑)こういうユーモアに対してノリが良さそうですよね。日本人だとポカンとしてしまう人も多そうですが(笑), しかしキャサリンゼタジョーンズにブルースウィリスまで登場ですからね、元々超豪華キャストなのにさらにですからね、恐ろしいです。, 『オーシャンズ12』もコメディ部分がたくさんあってそこも楽しめるので本当に退屈しません。ジョージクルーニーが50代に見えるかとオーシャンズに聞いているシーンは声を出して笑ってしまいました(笑)ドンチードルが空気読んで「ただし首から上だけ」って言ったのが本当に最高でした。ドンチードルの言い方が面白いんです。しかもフォローになってないし(笑), 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。. 主演:カーク・ダグラス, 古代ギリシャの詩人ホメロスの長編叙事詩『オデュッセイア』を原作に、有名なトロイの木馬の下りから英雄ユリシーズがさまざまな冒険に繰り出し、困難を乗り越えて、いちどは奪われた王国を取り戻すまでの貴種流離譚を映像化したもの。, ギリシャ語の『オデュッセウス』がラテン語訳されるとUlixes(ウリクセス)あるいはUlysseus (ウリュッセウス)となり、これが英語のUlysses(ユリシーズ)の原型になっているのだ、と。, ユリシーズの立案によりトロイの木馬作戦が実施され、トロイア戦争はアカイア勢力の勝利に終わる。, ユリシーズの船は嵐に遭遇、船は難破し、ユリシーズは一人パイエケスの海岸に流れ着く。そこを助けてくれたのはナウシカア王女だった。しかしユリシーズは記憶をなくしてしまっていた。, ナウシカア王女に気に入られ、婚礼まで上げようとしたその日、海岸でユリシーズはこれまでの冒険の数々の記憶がよみがえる。, 一つ目の巨人、サイクロプスの島では一度は捕まるものの、ワインを飲ませて昏睡したところを脱出する。, 魔女キルケーの島では部下が豚の姿に変えられてしまうが、結局はキルケーを説得、1年の歓待を受ける。, キルケーにより冥界に向かったユリシーズは、預言者テイレシアスから様々な予言を授かる。, ユリシーズの一行は再度船出するが、今度はセイレーンの歌声に乗組員たちが惑わされる。ひとりユリシーズだけがこれに抗い、セイレーンから船は逃れる。, 記憶が戻ったユリシーズはパイエケス人の援助を受け、ようやく故郷のイタカへ帰り着くことができた。, しかしユリシーズ不在のあいだに、妻ペネロペには多くの男たちが言い寄り、領地をさんざんに荒していた。, ペネロペは苦心の末、求婚者たちに「かつてユリシーズが引いた弓をつかって12の斧の穴を一気に射抜いたものと結婚する」と誓う。, そこに颯爽とユリシーズが正体を現し、弓で的を射ぬき、求婚者たちも次々に斃し、妻と国を取り戻したのだった。, 主演はアメリカの俳優:カーク・ダグラスが務めました。当時のイタリア映画ではたまにこういう配役が見られますね。, マカロニ・ウエスタン(舞台設定はアメリカ西部なのに、イタリアとかスペインとかで撮影・制作された西部劇)でもクリント・イーストウッドが主演したりした映画が何本かあります。, カーク・ダグラスがイタリア語をしゃべってる! と思ってよく口の動きをみてみると、アテレコなのがわかります。, 大がかりな船のセットや冒険する風変わりな島々のセットなどを見ると、まだこのころのイタリア映画は元気があったのだなあとしみじみ。, 一つ目の巨人サイクロプスとの遭遇では、遠近法をうまく使った特撮を駆使し迫力を出しています。現在のCGバリバリの映像に慣れてると、素朴さが逆にいい味出してます。, 古い映画ではありますが、カーク・ダグラスはじめ男たちは皆マッチョで、端整な顔立ちはギリシャ彫刻そのもの。女性たちもペネロペ役のシルヴァーナ・マンガーノの美女ぶり、ナウシカア王女のロッサナ・ポデスタの可愛らしさは今でも一見の価値あり。, 今企画だと絶対2時間オーバーするであろう歴史大作ネタを、100分程度でコンパクトにおさめているのでサクサク楽しめます。, 「今日ではユリシーズの屋敷も 巨人の洞窟も ペネロペの微笑みも キルケの魔法も すべてが闇に埋もれてしまった  だがユリシーズは詩人により永遠の命を与えられる   ホメロスの叙事詩によりギリシャの英雄の物語は 世界中で語り継がれることとなったのである」, 今でもたまに、こうして鑑賞されるこの映画『ユリシーズ』も、その語り継ぎの一翼を担っているわけですね。, 『シックス・センス』はブルース・ウィリスが精神科医を務め、霊が見える少年を救おうとするサイコ・スリラーだ。映画の冒頭、「この映画にはある秘密があります。まだ映画を観ていない人には、決して話さないでください」とブルース・ウィリスからのおことわりがある。なのでここでもオチには触れないが、そんな前置きで膨らむ期待を消して裏切ることのない衝撃的なラストは保障しよう。, なんてシンプルでいい映画なんだろう。タイトルの『千里走単騎』は三国志の物語の一節。曹操の再三の引き留めにもかかわらず単騎で劉備のもとへ帰る関羽の物語。京劇でも繰り返し上演される中国人なら周知の演目。この演目は映画のキーにもなっているので視聴の際は気に留めおいてほしい。, 原作は、英国戦闘機スピットファイヤで戦っていたがドイツの戦闘機に落とされ、パラシュートで脱出したのちにドイツ軍の捕虜となったポール・ブリックヒルの体験記である。 『ユリシーズ』(原題:Ulisse / Ulysses)は、1954年制作のイタリアの冒険 アクション映画(ソード&サンダル)。ホメーロスの「オデュッセイア」の映画化。 のちに「ユリシーズの放浪」の名称のほうが受け入れられた。ファーグノリ+ギレスピー、487頁。, 高松雄一 「ジョイス、イェイツそしてエリオット」 『ユリシーズⅢ』 集英社文庫、631頁, 高松雄一 「ジョイス、イェイツそしてエリオット」 『ユリシーズⅢ』 集英社文庫、631-632頁, 丸谷才一 「巨大な砂時計のくびれの箇所」 『ユリシーズⅣ』 集英社文庫、519-531頁, “Sarah Danius, The Senses of Modernism: Technology, Perception, and Aesthetics”, http://www.brynmawr.edu/bmrcl/Summer2003/Danius.html, http://books.google.com/?id=__8cwVnwFEoC&pg=PA29&lpg=PA29&dq=joyce++%22My+favourite+hero%22#v=onepage&q=joyce%20%20%22My%20favourite%20hero%22&f=false, http://books.guardian.co.uk/bookerprize2000/story/0,,392737,00.html, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ユリシーズ&oldid=78491368, ジェイムズ・ジョイス 『ユリシーズ』(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ) 丸谷才一、永川玲二、高松雄一訳、集英社文庫、2003年, リチャード・エルマン 『ジェイムズ・ジョイス伝』(1・2)、みすず書房、1996年(ページ数は通巻), A.ニコラス・ファーグノリ、ミヒャエル・パトリック・ギレスピー 『ジェイムズ・ジョイス事典』 ジェイムズ・ジョイス研究会訳、松柏社、1997年. 映画『道』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『道』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報も紹介しています。『道』原題『 La Strada』1954年製作・公開のイタリア映画。 « 名医による劇的な回復 | Tweet, 私もユリシーズ読みましたがさっばり分かりません。 (アイムフラッシュ!)』ネタバレあらすじキャスト評価【概要・キャスト】映画『I'M FLASH!(アイムフラッシュ!)』あらすじ・ネタバレ映画『I'M FLASH! キリシタン弾圧下の長崎を舞台に、ポルトガル人司祭の苦難を通して宗教とは、信仰とは、その意義を問う衝撃作。, オードリー・ヘプバーンとフレッドアステアの共演、監督はスタンリー・ドーネンで、パリを舞台に新人モデルとカメラマンの華やかな恋を歌とダンスで描く名作ミュージカル。 物語の舞台は古代ギリシャ。トロイ戦争で戦果を上げたイタカの王ユリシーズは、部下たちとともに故郷を目指していました。しかし、その途上で数々の苦難に遭遇し、ユリシーズは一人とある浜辺に流れ着いてしまいます。 ユリシーズはナウシカアという姫に助けられ、目覚めたときにはそれまでの記憶を失ってしまっていました。ユリシーズはナウシカアや国王から歓迎を受け、徐々にこの国に溶け込んでいきました。ナウシカアはユリシーズの端正な顔立ちと優しさに惹かれ、やがて二人は愛し合う仲 … 「失うわれた時を求めて」は読み終えました。, こりゃあ酷い。だが面白くまとめてもらえたので読破(した気になりま)した!ありがとうございます。猥褻な描写が問題なのかと思ったけど、そもそもカオスなキャラクターやら文体やらストーリーがすべて問題だったのかもしれませんねぇ。, 私も二度目に挑戦しています。さっぱりわかりませんでした。文学者の論争も読んだことがありますが、だからどうしたというう感じでした。 Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. Gorman, Herbert (1939). 『ユリシーズ』(Ulysses)は、アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスの小説。当初アメリカの雑誌『リトル・レビュー』1918年3月号から1920年12月号にかけて一部が連載され、その後1922年2月2日にパリのシェイクスピア・アンド・カンパニー書店から完全な形で出版された。20世紀前半のモダニズム文学におけるもっとも重要な作品の一つであり[1]、プルーストの『失われた時を求めて』とともに20世紀を代表する大長編小説とみなされている[2][3]。, 物語は冴えない中年の広告取りレオポルド・ブルームを中心に、ダブリンのある一日(1904年6月16日)を多種多様な文体を使って詳細に記録している。タイトルの『ユリシーズ』はオデュッセウスのラテン語形の英語化であり、18の章からなる物語全体の構成はホメロスの『オデュッセイア』との対応関係を持っている。例えば、英雄オデュッセウスは冴えない中年男ブルームに、息子テレマコスは作家志望の青年スティーヴンに、貞淑な妻ペネロペイアは浮気妻モリーに、20年にわたる辛苦の旅路はたった一日の出来事にそれぞれ置き換えられる。また、ダブリンの街を克明に記述しているため、ジョイスは「たとえダブリンが滅んでも、『ユリシーズ』があれば再現できる」と語ったという[4]。, 意識の流れの技法、入念な作品構成、夥しい数の駄洒落・パロディ・引用などを含む実験的な文章、豊富な人物造形と幅広いユーモアなどによって、『ユリシーズ』はエズラ・パウンド、T・S・エリオットといったモダニストたちから大きな賞賛を受ける一方、初期の猥褻裁判をはじめとする数多くの反発と詮索とをも呼び起こした。, ジョイスがはじめてホメロスの『オデュッセイア』に出会ったのは、チャールズ・ラムの子供向けの再話である『ユリシーズの冒険』を介してであり、この作品によってオデュッセウスのラテン名「ユリシーズ」が彼の記憶に刻まれたものと見られる。学生時代には、ジョイスは「私の好きな英雄」と題した作文でオデュッセウスを取り上げている[5][6]。『ユリシーズ』執筆中の時期には、友人のフランク・バッジェンに対して「文芸上の唯一のオールラウンド・キャラクター」は、キリストでもファウストでもハムレットでもなくオデュッセウスだと力説している[7]。, ジョイスが『ユリシーズ』と題した作品を書こうと思い立ったのは、1906年であり、実在するダブリン市民ハンターをモデルとした短編として『ダブリン市民』に収めるつもりであったが、これは構想だけで筆が進まず頓挫した[8]。また、ジョイスは、『ダブリン市民』を執筆中、この連作集のタイトルを『ダブリンのユリシーズ』にすることも考えていたと述べている[9]。その後、『若き芸術家の肖像』を半分ほど書き上げた頃、『オデュッセイア』がその続きとなるべきだと考え[9]、1914年末から1915年初頭頃に『ユリシーズ』に着手した[8]。, ジョイスは、作品の全体像を最初から持っていたわけではなく、ある程度書き進めながら着想を掴んでいった。1915年6月の段階では、22の挿話で構成することが考えられていたが、その後17に減り、最終的に18に落ち着いた[10]。作品の舞台はダブリンであるが、執筆の場はチューリヒであり、1920年からは住居をパリに移し、1922年の最初の刊本印刷の間際まで入念な推敲が続けられた[11]。, 『ユリシーズ』の物語は18の章(挿話)に分かれており、『リトル・レビュー』連載時には各挿話に『オデュッセイア』との対応を示唆する章題が付けられていた(刊本では除かれている)。ジョイスは友人や批評家のために、『ユリシーズ』と『オデュッセイア』との構造的な対応を示す計画表(スキーマ)を作成しており、これには『オデュセイア』との対応関係だけでなく、各挿話がそれぞれ担っている象徴、学芸の分野、基調とする色彩、対応する人体の器官といったものが図示されている。「計画表」にはいくつかの異なったバージョンがあるが、差異は副次的なもので大きな食い違いはない[12](計画表自体については後述:#梗概に併記)。, また、ジョイスは、後述する『ユリシーズ』に対する猥褻裁判の担当弁護士でジョイスのパトロンでもあったジョン・クィンへの書簡(1920年)のなかで、『ユリシーズ』の構成が『オデュッセイア』の伝統的な三部分割に対応していることを示している[12]。すなわち、作家志望の青年スティーブン・ディーダラスがその中心となる最初の三挿話は、父オデュッセウスの不在に悩むテレマコスの苦悩を描く『オデュッセイア』前半部(第一部「テレマキア」)に対応する。本作の中心人物である中年の広告取りレオポルド・ブルームが登場しダブリン市内のあちこちを動き回る第四挿話から第十五挿話までが、オデュッセウスの冒険を描く『オデュッセイア』の基幹部(第二部「オデュッセイア」[13])に対応する。そして、ブルームがスティーブンを連れて妻モリーの元に戻って来る最後の三挿話が、オデュッセウスの帰還を扱う『オデュッセイア』後半部(第三部「ノストス」=帰郷)に対応している。, 小説のプロットを神話と対応させるこの方法は、『ダブリン市民』に所収の「死者たち」から徐々に試みられていたものである[14]。T・S・エリオットは、これを「神話的方法」と呼び、『ユリシーズ』出版に際してこの手法の開発を科学上の新発見になぞらえて賞賛した[15]。, ジョイスは『ユリシーズ』の18の章をそれぞれ「同業者には未知で未発見の十八の違った観点と同じ数の文体」で書くことを試みている[16]。前半の文体を特徴付けているのは「内的独白」ないし「意識の流れ」と呼ばれる手法であり[17]、主要人物の意識に去来する想念を切れ目なく直接的に映し出してゆく。この手法に関しては、ジョイスは交流のあったフランスの作家エドゥアール・デュジャルダン(英語版)の『月桂樹は切られた』から影響を受けたことを認めている[18]。, 「意識の流れ」は一人の人物に焦点を合わせる手法であるが、『ユリシーズ』の後半では語りの視点が複数化・非個人化するとともに作者固有の文体というべきものが消失し、古今のさまざまな文章のパスティーシュを含む実験的手法がとって代わる[19][20]。特にその実験が顕著なのが第14挿話であり、ここでは古代から現代にいたる、30以上の英語文の文体見本となっている。そして、最後の章では、主人公ブルームの妻モリーの滔々とした独白、つまり他者の声によって終わる[21]。こうした後半の文体について、ディヴィッド・ヘルマンは、前半の語りの主体である「語り手」に対して、「編成者」という名称を使用している[22]。, また、『ユリシーズ』の文章は、膨大な量の駄洒落や引用、謎かけや暗示、百科事典的な記述と羅列といったものを含んでいる[23]。生前、ジョイスは、「非常に多くの謎を詰め込んだので、教授たちは何世紀も渡り私の意図をめぐって議論することになるだろう」とも語ったという[24]。『ユリシーズ』は、英語原文にしておよそ26万5千語の長さをもっており、その中で固有名詞や複数形、動詞の変化形なども含め3万30種もの語が使用されている[25]。, 前述のように原本には章題・部分けは存在しないが、以下では便宜のため連載時の章題および書簡類、計画表で示されている章題と部分けを用いる。また、梗概の末尾に「計画表」に基づく各挿話の解説を示す[26]。, 午前8時。ダブリン南東にあるサンディコーヴ(英語版)海岸のマーテロー塔(ジェイムス・ジョイスタワーと博物館 )から場面がはじまる。ここで寝起きしている医学生バック・マリガンが、同居人の作家志望の青年スティーブン・ディーダラス(彼はジョイスの前作『若き芸術家の肖像』の主人公で、ジョイス自身がモデル[27])を階上へと呼びかける。陽気でからかい口調のマリガンに対して、スティーブンは彼がスティーブンの母の死に関して言った心無い言葉と、マリガンが招いているイギリス人学生ヘインズに対する不信感のためにわだかまりを持っている。3人はいっしょに朝食をとり、食事中にやってきたミルク売りの老婆からミルクを買い、その後連れ立って外へ出る。マリガンは裸になって泳ぎ、スティーブンに塔の鍵と飲み代を要求する。スティーブンは去り際に、今夜は家に帰るまいと考える。, 場面=塔、時刻=午前8時、学芸=神学、色彩=白・金、象徴=相続人、技術=語り(青年の)、神話的対応=スティーブンがテレマコスおよびハムレット(シェイクスピア)に、マリガンがアンティノオス、老婆がメントルに対応する。, 午前10時。スティーブンは、塔の近くの私学校で学生たちに歴史を教えている。授業後、居残った学生の一人サージャントに数学の算術を教え、その醜い生徒を愛しているはずの母親のことを考える。その後、校長のディージーに会って給料をもらい、そのついでに歴史談義を聞かされ、口蹄疫に関する論文の投書のために新聞への口利きを頼まれる。別れ際に、校長は、「アイルランドは、一度もユダヤ人を迫害しなかった。なぜなら、決してユダヤ人を自国に入れなかったからだ」というユダヤに対する侮蔑的な見解を述べる。, 場面=学校、時刻=午前10時、学芸=歴史、色彩=褐色、象徴=馬、技術=教義問答(個人の)、神話的対応=ディージーがネストル、サージャントがペイシストラトスに対応する。, 学校を出たスティーブンは、ダブリン市内のサンディマウント海岸にやって来る。彼は、哲学・文学上の思索や家族、パリでの生活、母の死といったことに思いを巡らす。また、通り過ぎていく老婆や夫婦を見てそれぞれ産婆だと思ったりジプシーだと考えたりする。そして、岩の後ろで放尿し、鼻をほじる。この挿話は、スティーブンの内面が意識の流れの技法によって書かれており、彼の教養を反映した外国語などを交えながら文の焦点がめまぐるしく切り替わる。, 場面=海岸、時刻=午前11時、学芸=言語学、色彩=緑、象徴=潮流、技術=独白(男の)、神話的対応=スティーブンの想念が変幻自在のプロテウスに対応する。, 時刻は再び午前8時に戻り、舞台はダブリン市内エクルズ通りのレオポルド・ブルーム宅に移る。ブルームは、38歳のハンガリー系ユダヤ人で『フリーマンズ・ジャーナル』の広告取りである。ブルームは、妻のためにパンと紅茶の用意をし、途中で豚の腎臓を買いに肉屋まで出かける。家に戻ると手紙と葉書が届けられており、そのうち一つは娘のミリーから、もう一つは歌手をしている妻モリーのコンサートマネージャであるブレイゼズ・ボイランからのものであった。ブルームは、娘からの手紙を読みながら、妻とは別に朝食を取る。ブルームは、妻がボイランと浮気をするつもりだと考え、その考えに苦しめられる。ブルームは、家の外の便所で排泄し、教会の鐘を聞いて、急死したディグナムのことを思う。, 場面=家、時刻=午前8時、器官=腎臓、学芸=経済学、色彩=オレンジ、象徴=ニンフ、技術=語り(中年の)、神話的対応=寝室のベッドにかかっている絵画『ニンフの湯浴み』のニンフがオデュッセウスを7年間引き止めたカリュプソに対応する。, ブルームは、郵便局に向かい、密かに文通している女性マーシャ・クリフォードから、自分の変名「ヘンリー・フラワー」宛ての手紙を受け取る。郵便局を出たところで知人のマッコイに出くわし、厄介に感じながら言葉を交わす。それから人気のない場所に入り、手紙を読む。その後、カトリック教会に入り込んでミサを聞いた後、薬局で妻の香水の調合を頼み、ついでに自分用にレモンの香りのする石鹸を買う。店を出て、知人のバンダム・ライアンズに新聞を見せてやり、その際に図らずも彼の競馬予想のヒントとなる言葉(Throwaway)を口にする。それから、入浴中の自分をイメージしながら浴場に向かう。, 場面=浴場、時刻=午前10時、器官=生殖器、学芸=植物学・科学、象徴=聖体、技術=ナルシシズム、神話的対応=ブルームが見かける馬車の馬、教会の聖餐拝受者、ポスターの兵士、また彼の思い浮かべる入浴者とクリケットの観客が、ロートパゴス族の蓮の実を食べて理性を失ったオデュッセウスの部下たちに対応する。, ブルームは、ディグナムの家から会葬馬車に乗り込み、北郊のグラスネヴィン墓地に向かう。同乗者には、スティーブンの父サイモン・ディーダラス(ジョイスの父がモデル[28])がいる。ブルームは、馬車が彼の息子スティーブンとすれ違ったことを彼に告げ、生後すぐに死んだ自分の息子ルーディのことを考える。また、馬車はボイランともすれ違う。車中の話が自殺に関することになると、カニンガムは、ブルームの父が服毒自殺していることを知っているので、話を逸らそうとする。馬車はさまざまな場所を通って墓地に到着する。ここで埋葬に立ち会う間、ブルームは、マッキントッシュに身を包んだ見慣れない男を目にする。ブルームの想念は、しばらく死者を巡って展開していくが、結局のところ「温かい血のみなぎる生命」(warm fullblooded life)を受け入れる。, 場面=墓地、時刻=午前11時、器官=心臓、学芸=宗教、色彩=白・黒、象徴=管理人、技術=インキュビズム、神話的対応=馬車が通り過ぎるドダー河、グランド運河、リフィ河、ロイヤル運河が冥界の四河に対応。会葬に立ち会うコフィ神父がケルベロスに、墓地の管理人がハデスに、死者ディグナムがキルケの宮殿から墜ちて死んだオデュッセウスの部下エルペノルに対応する。, ブルームは、『フリーマンズ・ジャーナル』のオフィスで立ち働いている。酒屋キーズの広告デザインのことで印刷工の監督と相談し、その広告の件を取りまとめるために競売所へ向かう。その間、同じ新聞社にディージーの投書を携えて来ていたスティーブンは、その場にいた若手弁護士オモロイ、マクヒュー教授、編集長クロフォードらを酒場へ誘う。ブルームとスティーブンは、ここでは出会わない。戻ってきたブルームは、広告の話をまとめようとするが、クロフォードに邪険にあしらわれる。スティーブンは、酒場への道すがら一同に二人の老婆の寓話を披露する。この挿話は、新聞記事のような小見出しを持つ断章形式で書かれている。, 場面=新聞社、時刻=正午12時、器官=肺臓、学芸=修辞学、色彩=赤、象徴=編集長、技術=省略三段論法、神話的対応=編集長クロフォードがアイオロスに対応する。, ブルームは、新聞社を出て、古い広告を見るため国立図書館に向かう。その道すがら、オコネル橋でカモメたちのためにケーキを買って投げてやり、それから通りのサンドイッチマンを見て、ミリーがまだ小さかった頃の幸福な生活を回想する。すると、昔の恋人ミセス・ブリーンに声をかけられて立ち話になり、彼女の夫が中傷的な葉書に対する名誉毀損裁判を起そうとしていることや、モリーの友人であるマイナ・ピュアフォイが難産で苦しんでいることなどを聞かされる。その後、ブルームは、昼食のためにバートン食堂に入りかけるが、客たちの汚らしい食べ方に嫌気がさしたのでやめ、代わりにディヴィ・バーンのパブで赤ワインとゴルゴンゾーラ・チーズのサンドウィッチを摂る。そして、図書館に向かうと、門前でボイランの姿を見かけて混乱し、あわてて隣の博物館に駆け込む。, 場面=昼食、時刻=午後1時、器官=食道、学芸=建築、象徴=巡査たち、技術=蠕動、神話的対応=飢えが人食いのライストリュゴネス族の王アンティパテスに、歯がライストリュコネス族に、飢えがその囮に対応する。, 国立図書館にて、スティーブンは年長の文学者たちを相手にシェイクスピアの『ハムレット』論を披露する。彼のハムレット論はシェイクスピアの伝記研究を基にしたもので、シェイクスピアの妻アンに対する性的劣等感やアンの不倫などを前提として、シェイクスピアの心情はハムレットではなく亡霊ハムレット王に投影されているというのがその骨子。途中からマリガンが加わり嘲笑的な批評を加える。図書館を後にするときに二人はブルームの姿を目にし、マリガンは彼が同性愛者だということを冗談半分に示唆する。, 場面=図書館、時刻=午後2時、器官=脳、学芸=文学、象徴=ストラトフォード・ロンドン、技術=弁証法、神話的対応=文学談義の中のアリストテレス、神学、ストラトフォードがスキュレに、プラトン、神秘主義、ロンドンがカリュブディス、スティーブンがオデュッセウスに対応。, この挿話ではダブリンを行き交う多様な人々の様子が19の断章によって活写される。中には立ち話をするスティーブン、妻のために猥本を買うブルームなどの姿も混じるが、いずれも他の市民と同じ程度の扱いになっている。最後の断章ではアイルランド総督の騎馬行列が現れ、この小説の様々な箇所に登場する人物たちを次々に通り過ぎてゆく。, 場面=市街、時刻=午後3時、器官=血液、学芸=機械学、象徴=市民、技術=迷路、神話的対応=市民たちがさまよう岩々(プランクタイ(英語版))に対応する。, 場所はオーモンド・ホテルのバー。序曲的な前触れのあと、二人の女給(ミス・ドゥースとミス・ケネディ)が噂話をする様子が描かれる。そこにサイモン・ディーダラスがやってくる。一方マーサへの返事を書くために便箋を買ったブルームは、ボイランの姿を見かけ、彼の後をつけて同じホテルに入る。ボイランがバーで酒を飲む傍ら、ブルームは友人グールディングに挨拶して、彼とともに傍の食堂でレバーとベーコンのフライを食べる。ボイランは店を出てモリーの待つブルーム宅に向かい、ブルームはサイモンたちの歌声に耳を傾けながらマーサへの返事を書き、そしてボイランとモリーとのことを考えて苦悩する。店を出たブルームは川沿いに歩き、目に入ったウィンドウに書かれていた愛国者ロバート・エメット(英語版)の最後の言葉を思い出しながら大きな屁をする。この挿話ではモチーフにあわせた音楽的な文体が採用されている。, 場面=演奏室、時刻=午後4時、器官=耳、学芸=音楽、象徴=バーの女給、技術=カノン形式によるフーガ、神話的対応=バーの二人の女給がセイレンに対応する。, 場所はバーニー・キアナンの酒場。ここでは男たちが、この酒場の常連で「市民」と呼ばれるナショナリストを囲んで酒を飲んでいる。そこにカニンガムらと待ち合わせをしていたブルームが入って来る。「市民」はデマのためにブルームが競馬で大穴を当てたと勘違いし、またブルームがユダヤ人であることから彼に絡み口論になる。最後にブルームは仲間に庇われながら馬車に乗り込み、君たちの神はユダヤ人だった、と言い捨てて「市民」からビスケットの缶を投げつけられる。この挿話は酒場に居合わせている名前の明らかでない取立て屋によって語られており、彼の粗野な文体の合間合間に、アイルランド文芸復興期の文章、学会報告の文章、聖書の文章といった壮麗な文章のパロディが差し挟まれている。, 場面=酒場、時刻=午後5時、器官=筋肉、学芸=政治、象徴=フィニア会(英語版)、技術=巨大化、神話的対応=「市民」がキュクロプスに対応。, サンディマウント海岸で、3人の若い娘が子供を連れて遊んでいる。前半はこの中の一人ガーティ・マクダウェルの、婦人雑誌ないしノヴェレッタの文体を模した語りによって書かれており、彼女は恋愛についての夢想をするうちに、遠くから中年の男が自分を見ていることに気がつく。これが仲間とともにディグナム婦人を訪ねてきた後のブルームで、彼女は花火が上がるどさくさにスカートの裾を捲り上げてブルームを挑発し、彼はそれを見ながら自慰をする。彼女が去っていくとき、ブルームは彼女が足に障害があることに気がつき、ここからブルームの独白に切り替わる。ブルームはその場にへたりこんだまましばらく休み、彼女や妻、娘、ディグナム婦人のことなどに思いを馳せ、産科にマイナ・ピュアフォイを見舞いに行くことに決める。, 場面=岩場、時刻=午後8時、器官=目・鼻、学芸=絵画、色彩=青・灰、象徴=母、技術=勃起・弛緩、神話的対応=ガーティがナウシカアに対応。, ブルームは、産婦人科病院にピュアフォイを見舞い、そこで医師ディクソンに誘われて、医学生の宴会に加わる。そこにはスティーブンがおり、後にバック・マリガンも加わり性や妊娠について歓談する。ピュアフォイが無事に男児を出産すると、スティーブンの一声で一同はバーク酒場へ移動したので、ブルームも几帳面について行く。この挿話は、英語文体史を概括するパスティーシュの集積で成り立っており、古代の呪いから始まって、ラテン語散文、古英語の韻文、マロリー、欽定訳聖書文体、バニヤン、デフォー、スターン、ウォルポール、ギボン、ディケンズ、カーライルというふうに次々と文体が変わってゆき、最後にスラングまみれの話し言葉となって終わる。, 場面=病院、時刻=午後10時、器官=子宮、学芸=医術、象徴=白、技術=胎生的発展、神話的対応=産婦人科病院が太陽神の島トリナキエに、病院長ホーンが太陽神ヘリオスに、生殖力あるいは豊穣がその牛に対応。(オデュッセイアでは、部下たちが禁忌を破って島の牛を食べてしまい、神の怒りによって全滅する。オデュッセウス1人が残される。), スティーブンと仲間のリンチは、娼家街に繰り出す。ブルームも彼らの後を追い、ベラ・コーエンの娼家で彼らを見つける。この間、ブルームとスティーブンも頻繁に幻覚を見る。スティーブンは、死んだ母親の幻覚に怯え、ステッキでシャンデリアを壊して逃げ、路上でイギリス王に対する軽口を聞き咎めたイギリス兵に殴り倒される。ブルームがスティーブンを介抱しようとすると、彼は死んだ息子ルーディの幻覚を見る。この挿話は、全編がト書き付きの戯曲形式で書かれており、プロットは頻繁に登場人物の見る幻覚によって中断される。, 場面=娼家、時刻=深夜12時、器官=運動器官、学芸=魔術、象徴=娼婦、技術=幻覚、神話的対応=娼家の女主人ベラがキルケに対応する。, ブルームは、スティーブンを休ませるため、近くにあった「御者溜まり」という喫茶店にスティーブンを連れてゆく。ここで酔った老水夫マーフィーに話しかけられ、スティーブンの父サイモンについてのほら話などを聞かされる。また、この店の主人「山羊皮」は、パーネル失脚の原因となったフィーニックス公園暗殺事件(英語版)に連座した人物と噂される人物で、御者の一人がパーネルの帰国を予測する。ブルームは、コーヒーと甘パンを注文してやるが、スティーブンは食べることができない。二人は歴史、アイルランド、ユダヤといった、互いのアイデンティティに関わる事柄について議論し、またブルームは写真を見せて妻を紹介する。店を出ると音楽の話になり、ブルームはドイツ民謡を唄うスティーブンの美声に驚く。この挿話は、持って回ったくだくだしい文体が採用されている。, 場面=御者溜まり、時刻=深夜1時、器官=神経、学芸=航海術、象徴=船員、技術=語り(老人の)、神話的対応=店の主人「山羊皮」がエウマイオス(英語版)に対応する。, ブルームは、スティーブンを連れて自宅に帰ってくるが、鍵を持って出るのを忘れたため、柵を乗り越えて半地下エリアに飛び降り台所から入らなければならない。ブルームは、スティーブンにココアを入れてやり、古代ヘブライ語と古代アイルランド語の詩について話をする。ブルームは、スティーブンに泊まってゆくように言うが、スティーブンは断り、二人は裏庭に出て彗星を見、一緒に小便をした後別れる。ブルームは、妻モリーのいるベッドに入り、そこに性行為の後を発見し嫉妬と諦めを感じる。この挿話は、教義問答を模した形式で書かれており、問いかけに対する答えは過度な科学的詳細さで行われている。, 場面=家、時刻=深夜2時、器官=骨格、学芸=科学、象徴=彗星、技術=教義問答(非個人的)、神話的対応=ボイランがエウリュマコスに対応する。(イタケはオデュッセウスの故郷), 8つのパラグラフからなるモリーの独白で、句読点のない滔々とした文章になっている。その内容は、ブルームとボイランとの比較やモリーのこれまでの人生の回想、ブルームとの出会いや彼との生活、ブルームが連れてきたスティーブンのことなどである。最初は、ボイランとの行為を満足をもって振り返るが、やがて彼の粗野さに気付き、ブルームの優しさを再確認する。最後は、16年前にブルームからプロポーズされたときの回想と、それに伴って現れるYesという言葉で終わる。(and yes I said yes I will Yes.), 場面=ベッド、器官=肉、象徴=大地、技術=独白(女の)、神話的対応=モリーがペネロペイアに対応。, 1917年末、ジョイスは、援助者のエズラ・パウンドとハリエット・ショー・ウィーヴァー(英語版)に完成した最初の三挿話を送った。パウンドとウィーバーは、連載に積極的であったが、検閲などの問題でロンドンのウィーバーの雑誌『エゴイスト』ではなく、アメリカの雑誌『リトル・レビュー』での掲載の手はずを整え[29]、『ユリシーズ』は同誌1918年3月から1922年9・12月号までの23号にわたり第14挿話までの連載が行われた。また、1919年には『エゴイスト』にもごく一部であるが作品が掲載されている。しかし、1919年に、『ユリシーズ』を掲載した『リトルレビュー』の1月号と5月号がアメリカ郵政当局により没収を受けた。1920年9月には第13挿話の後半を載せた同誌の8-9月号に対してニューヨーク悪書追放協会によって告訴され、翌年2月に編集者二人に50ドルの罰金が科せられるとともに『ユリシーズ』の出版が禁じられた[30]。これによって一時出版が絶望的になり、ジョイスはいくつの出版社に断られたが、最終的にパリの英語文学専門の個人書店であるシェイクスピア・アンド・カンパニー書店の経営者シルヴィア・ビーチが刊行を引き受けることになった[31]。, ビーチは予約制の限定本とすることによって出版資金を集め、『ユリシーズ』は、1922年2月2日のジョイスの40歳の誕生日に無事刊行された。限定1000部の『ユリシーズ』は、装丁によって値段に幅が設けられており、350フランの本が100部、250フランが150部、150フランが750部刷られた。ただし、最低価格の150フランでも、当時のパリのアトリエの家賃半月分に匹敵する値段である[32]。予約者名簿のなかにはイェイツ、ヘミングウェイ、ジッド、チャーチルの名があったが、バーナード・ショーは作品に書かれている現実と法外な値段の高さを理由に断りの手紙をよこしている[33]。『ユリシーズ』出版は、T・S・エリオットやヘミングウェイには絶賛を持って迎えられたものの、ヴァージニア・ウルフのように反発する文学者もおり賛否両論が起こった[34]。週刊誌は、この出版をスキャンダラスに取り上げ、ダブリンではこの作品に自分たちが書かれているかどうか囁かれた[35]。, シルヴィア・ビーチは、その後も1920年代を通して『ユリシーズ』の刊行を続けた。1922年10月には、先述のショー・ウィーバーのエゴイスト・プレス社によってイギリスでも出版が行われた(ただし、印刷はフランスで行われた[31])。1932年には、ドイツのオデッセイ・プレス社が『ユリシーズ』のヨーロッパでの出版を引き受けることになった。1933年12月には、アメリカで『ユリシーズ』を「現代の古典」として認め、発禁処分を解除する判決が出され[36]、その1ヶ月後にはランダム・ハウス社がアメリカでの『ユリシーズ』の最初の出版を行った。しかし、この過程で、それまで自身の収益を度外視して出版に献身してきたビーチとジョイスとの信頼関係に亀裂が走ることにもなった[37][38]。1984年、ハンス・ヴァルター・ガーブラーとドイツの編集チームが『ユリシーズ』の最初の大規模な改訂を行い、ガーランド出版よりニューヨークとロンドンで対照校訂版を出した。1992年には、著作権保護期間が切れ、いくつかの出版社が『ユリシーズ』を出版したが、これらは概ねガーブラー以前の版を典拠とした。以降は、ガーブラーに匹敵する大規模な改訂は行われていない[38]。, 『ユリシーズ』の影響を受けた最初の文学作品は小説ではなく、『ユリシーズ』を出版前から熱心に読んでいたT・S・エリオットの詩『荒地』(1923年)であった[39]。前述のように『ユリシーズ』に対して辛辣だったヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』(1925年)にも、「意識の流れ」やテーマなどの点で『ユリシーズ』と多くの共通点があり、ジョイスを強く意識していたことを伺わせる[40]。「意識の流れ」は、ウルフの他にもシャーウッド・アンダーソン(『黒い笑い』)、トマス・ウルフ(『天使よ故郷を見よ』)、ウィリアム・フォークナー(『響きと怒り』)などで模倣されており、神話的方法はジョン・アップダイク(『ケンタウロス』)など、百科全書的手法はトマス・ピンチョン(『重力の虹』)などにもつながる[41]。また、ジョイスの影響を受けているナボコフは、『ユリシーズ』のロシア語訳を企てて果たせなかった[42]。ドイツ語圏で『ユリシーズ』の影響を受けた作家には、意識の流れや引用などの『ユリシーズ』的な手法で都市小説『ベルリン・アレクサンダー広場』を書いたデーブリーン、18時間のあいだのヴェルギリウスの意識の変化を追った長編『ヴェルギリウスの死』を書いたヘルマン・ブロッホ(彼はジョイスの助力を受けて亡命した)などがいる[41]。その他、辺境の土俗性に注目し『百年の孤独』を書いたガルシア・マルケスなど、『ユリシーズ』から直接間接に影響を受けた作家は枚挙に暇がない[43]。日本では伊藤整、丸谷才一がそれぞれ作家としての活動初期に『ユリシーズ』を翻訳し影響を受けている[44][45]。, そのダブリンの描き方を嫌悪し、ジョイスを半世紀近く拒絶してきたアイルランドも、その後は国際的作家としてジョイスを受け入れている。現在、ダブリンには、本書の出だしに登場するマーテロー塔(現在ジョイス記念館になっている)をはじめ、主人公ブルームがレモン石鹸を買った薬局(同じ石鹸が陳列されている)、昼食を摂ったディヴィ・バーンのパブ(同じ軽食とワインが提供されている)、ブルームの足取りを追うプレートなど、各地に作品にちなんだ名所ができ重要な観光産業となっている[46][47]。また、『ユリシーズ』の物語が展開する6月16日は、現在ブルームズデイとして祝われ、各地で催しが行われている。, 戯曲形式で書かれている本作第十五挿話(キルケ)は、1958年にマージョリー・バーケンティンによって『夜の街のユリシーズ』として舞台化された。1967年にはジョーゼフ・ストリック監督による『ユリシーズ』が公開され、ミロ・オシーがブルームを演じた。これは、原作全体の映画化であるが省略された部分も多く、また総じて自然主義的な演出で、批評家はおおむね批判的であった[48]。2003年には、ショーン・ウォルシュ監督による、『ユリシーズ』を原作とする映画『ブルーム』が公開された。ブルーム役は、スティーヴン・レイで、モリーを演じたアンジェリン・ボールはアイルランド・アカデミー賞で映画女優賞を獲得している。, 『ユリシーズ』に基づく楽曲には、ルチアーノ・ベリオ『テーマ(ジョイスへの賛辞)』(1958年)、ジョージ・アンタイルのオペラ『「ミスタ・ブルームとキュクロプス」より』(1925-26年、未完)、マティアス・シェイベルのテノール・合唱・オーケストラのための歌曲(1946-47年)などがある[49]。.

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